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◆吉尾(よしお)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「柿崎」(昭和22.2)を使用したものである
所在:柏崎市吉尾
地形図:柿崎/柿崎
形態:山中に家屋が集まる
標高:約200m
訪問:2016年11月
市の北西部。集落は大字吉尾の中部にある。
「角川」には「過疎化が進み、昭和57年の解村式以降は無住」とある。また大字吉尾は近世の頸城郡吉尾村。明治22年上米山村(のち柏崎市)の大字となる。神社は吉尾神社。明治22年38戸228人。
最近の地図では寺院と神社が記されているのみで、寺院は日蓮宗の法興寺(写真1)。本坊と思われる建物が現存。神社は確認できず。集落の入口付近には題目碑と「吉尾之碑」(昭和57年設置)が建つ(写真5)。「吉尾之碑」の裏には竹井氏6名・戸澤氏2名の名が刻まれているが、往時の住民か。集落内では多数の宅地が確認でき、一部には家屋が残る。集落北側の鞍部付近には墓地があり、また上輪(あげわ)方面からの往時の山道と思われる形跡も鞍部より確認できる。 なおHEYANEKO氏によると、当地には上米山小学校吉尾分校(昭和44年閉校)があったとのこと(写真15がその跡地であるよう)。
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