◆奥浦（おくうら） ※　この地図は、地理調査所発行の1／50,000地形図「市野�P」（昭和34.12）を使用したものである 所在：伊那市長谷浦（うら） 地形図：市野瀬／市野瀬 形態：谷沿いの斜面に家屋が集まる 離村の背景：災害のおそれ 標高：約1,040m〜 訪問：2013年11月   　大字浦の北西部、三峰（みぶ）川（瀬戸峡）左岸の山中にある。現在の浦集落（前浦）のさらに奥。 　村誌によると、「奥浦は永い間の地すべりが昭和36年6月の集中豪雨によって危険になり、全戸他町村に移転し、集落は完全に消滅してしまった」とのこと。地元の方の話でも同様。昭和36年23戸。 　諏訪神社や長久（ちょうきゅう）寺がある尾根が前浦・奥浦の境となっている。この付近から分岐する道を下ると集落跡で、数箇所の屋敷跡や農地跡が見られた。また下方へ向かわず道を直進しても、農地跡と思われる段々の土地や屋敷跡を確認することができる。
写真1　集落への道（以下下部）	写真2　屋敷跡の石垣
写真3　屋敷跡	写真4　屋敷跡
写真5　屋敷跡	写真6　平坦地（以下上部）
写真7　何かを祀った跡？	写真8　屋敷跡
写真9　農地跡