◆川尻(かわじり)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「横山」(昭和26.11)を使用したものである
所在:揖斐川町西横山(にしよこやま)字九郎兵衛
地形図:美濃広瀬/横山
異表記:九郎兵衛平(くろべえだいら)
形態:川の合流部に家屋が少数集まる
離村の背景:ダム建設
標高:約170m(水面は約190m)
訪問:2009年5月
横山ダムの人造湖(奥いび(おく―)湖)に水没した集落。坂内(さかうち)川が揖斐川に合流する場所にある。古い地図には2軒くらいの建物と水田が見られる。
村史によると、近世になって開かれた新田集落。西横山の枝郷。本来は九郎兵衛(くろべえ)平という地名であったが、坂内川が揖斐川と合流する所に位置することから川尻とも呼ばれた。昭和35年横山ダムによる水没で3世帯(中川姓)が揖斐川町・大野町・北方町に移住。
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