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◆大沢(おおさわ)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「御殿場」(昭和21.9)を使用したものである

所在:富士市比奈(ひな)
地形図:愛鷹山/御殿場
形態:川沿いの斜面
標高:430m前後
訪問:2025年3月

 

 大字比奈の北東部、須津(すど)川右岸側の斜面にある
 旧版地形図で建物が見られるのは、現在の須津山休養林キャンプ場から北東の斜面。
最近の地形図では茶畑の記号が1箇所記されているが、栽培は放棄されて久しいよう。この付近で石積みが見られたほか、建物跡と思われる平坦部が見られた。他の場所では明瞭な痕跡は見られなかったものの、遺物が複数集まっている場所が2箇所ほど確認できた。
 一帯は生活感に乏しく、当地に継続的な居住者があったかは不明。
 なお須津川沿いの林道には、キャンプ場より上流およそ1.1qの所に「大沢橋」が架かる。見出しの読みはこれの銘板に拠った。
 また地形図ではさらに上流に神社の記号が見られるが、これは山神社(写真11)。その近くの建物は無人の山小屋(愛鷹須津山荘)。

 


(写真1 キャンプ場施設)

写真2 現地への登り口(遊歩道)

写真3 茶畑跡

写真4 写真3付近の石積み


写真5 写真3付近の平坦地(建物跡?)


写真6 作業道が通る緩傾斜地(建物跡付近?)

写真7 写真6付近の陶片。ほか茶碗のかけらも見られた

写真8 林道(建物跡付近?)

写真9 写真8下方の陶片。ほか壜も見られた

(写真10 林道の大沢橋)

(写真11 山神社。本殿)

 

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