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◆薬師(やくし)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「千頭」(昭和27.10)を使用したものである

所在:浜松市天竜区春野町川上(はるのちょうかわかみ)
地形図:高郷/千頭
形態:川沿いの斜面の一軒家?
標高:約500m
訪問:(2007年5月・2020年11月)・2024年4月

 

 杉(すぎ)川の左岸、小芋(こいも)山の北東にある。国道362号の川上バス停・麦島(むぎしま)バス停の中間に、杉川に沿った林道(杉川林道)が分岐している。林道を2.5kmほど奥に進んだ東の斜面にある。古い地図では1軒の建物が見られる。
 当日はこちらの林道からは行かず、春野町・川根本町の境界を走る林道から、斜面を降りる形で行こうとした。林道から分岐する作業道へ入るものの、痕跡などは見つけることができなかった。小屋のようなものを見つけたが、集落由来のものではないだろう。
 かつては、中村(なかむら)西山(にしやま)‐久平(きゅうだいら)‐外山(はずれやま)‐薬師と道がつながっていた。西山・久平・外山は、戸数は少ないものの現在も居住者がいる山間集落。

 2020年、再訪を試みるも到達できず。訪問中に日没が予想されたため、地形を把握しやすい上部より尾根を伝って下降。尾根上に炭焼き窯跡(写真1)や何かの平坦地を確認したのみ。
 帰宅後に建物の位置を特定したが、2007年・2020年ともに見当違いの場所を探索していたことが分かった。

 2024年、杉川沿いの林道(杉川林道)からの訪問を計画。林道からの登り口を想定していた場所付近には「薬師橋」が架かり、斜面を登ると踏み慣らされた山道に合流。1箇所の屋敷跡に到達した。屋敷跡の上部には小祠を祀った場所があり、時おりの訪問が窺えた。
 なお集落名の読みは特定できずにいたが、薬師橋の銘板より判明。

 


(写真1 尾根上の炭焼き窯跡)
(2020年撮影)


(写真2 林道の薬師橋)
(以下2024年撮影)


写真3 集落への道。左の石積みは炭焼き窯跡


写真4 屋敷跡


写真5 屋敷跡から写真6に通じる道


写真6 小祠

 

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