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◆壺(つぼ)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「彦根東部」(昭和26.9)を使用したものである

所在:多賀町壺
地形図:高宮/彦根東部
形態:谷沿いに家屋が少数集まる
標高:約180m
訪問:2025年5月

 

 大字壺の中部、犬上(いぬかみ)川の支流沿いにある。富之尾(とみのお)と霜ヶ原(しもがはら)の、両地区の中間に当たる。

 「角川」によると、大字壺はもと明治7年に成立した壺村(犬上郡)。霜ヶ原の出屋敷が独立したもので、享保2(1717)年小原の住民7名が霜ヶ原の荒蕪地をもらい受け、開墾したのが始まり。明治期は米のほか、苧綛・材木・杉板を生産していた。明治22年大滝村、昭和30年多賀町の大字となる。
 明治13年11戸49人。多賀町編入当時は数戸あったが、昭和30年代離村した。

 昭和38年の航空写真には家屋のようなもの?が見られるが、同57年のものでは見られず、水田が広がる中に小屋が点在する程度。同21年のものは画像が粗く、水田の様子も分からない。
 現在は耕作も放棄され、右岸では朽ちた小屋がいくらか見られる。また左岸を中心に、太陽光発電の敷地となっている部分も多い。

 


写真1 集落風景(地図画像の建物付近?)


写真2 石仏


写真3 水田跡

写真4 溜め池

 

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