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◆小鶴谷(こうづや)



※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「御坊」(昭和24.4)を使用したものである

所在:広川町下津木(しもつぎ)字高畑(たかはた)
地形図:高家/御坊
異読み:こづるだに・こつるだに?(電柱札)
形態:川沿いに家屋が集まる
標高:約140m
訪問:2024年5月

 

 大字下津木の南部、広(ひろ)川の支流沿いにある。
 現地では廃屋1軒と屋敷跡1箇所を確認したが、簡素な小屋が設けられた一角があり、この付近にももう1戸があったか。また集落内には管理された社があるが、詳細は分からず。
 町誌によると、字は高畑。「昔は数軒の人家があったが、今では一軒しか残っていない」とある(昭和49年刊行)。山神社と妙見神社があったが、明治40年に早玉神社に合祀されたとのこと。さらに当地の奥、長者ヶ峰付近には、「長者屋敷」の伝説と椎木明神にまつわる大蛇の伝説が残されている。
 なお町誌で確認できた読みは、「山稜一覧表」に記載の「小鶴谷(こうづや)ノ山」と、地名について「小鶴谷はコオズヤ」と言及されている部分。ここでは「コ」の長音化および「つる」の「つ」の連濁と解釈し、前者を採った。
 電柱札では「コヅルダニ」と「コツルダニ」が混在して見られるが、公的に用いられている呼称だろうか。

 


写真1 水田跡

写真2 路傍の石仏

写真3 水田跡

写真4 支流の農地跡

写真5 社

写真6 廃屋


写真7 小屋と管理された土地


写真8 谷と農地跡の石垣

写真9 屋敷跡

写真10 電柱札。「コツルダニ」とあるが、「コヅルダニ」も混在する

 

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