◆谷道(たにみち)

※ この地図は、国土地理院発行の1/25,000地形図「久保沼井」(昭和44.10)を使用したものである
所在:三好市東祖谷古味(こみ) 地形図:久保沼井/大栃
形態:川沿いに家屋が集まる
離村の背景:産業の衰退
標高:約1,020m
訪問:2011年11月
村の南部、谷道川右岸にある。
村誌によると、昭和12年0戸、同35年44戸222人。原木の伐採・集材に携わる労務者が居住した新興集落で、学校(栃瀬小学校谷道分校)も設置された。事業が完了したため、昭和45年3月31日廃校とのこと。無住となったのもこの頃と思われる。
集落跡は林道の対岸にあるが、吊橋は既に崩落。ただし川まで降りれば石を伝って渡渉が可能。現地では1軒の廃屋があるほか、いくらかの遺構が残っている。また北部には規則的な遺構があるが、当時の集合住宅の跡だろうか。学校については位置を把握していなかったため確認せず。訪問時、集落の正面を通り過ぎ地図上の学校の辺りまで行った記憶があるが、それらしい建物はなかったように思う。
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