◆勝島(かつしま/カチマ)
所在:宗像市神湊(こうのみなと)
大字神湊の北西部、神湊港より北西に1q強にある島。 町誌によると、旧来は勝浦(かつうら)の所属であったが、寛永年間(1624-43)に神湊から移住者(6戸)があり神湊の所属となったとのこと。寛政9(1797)年7戸(浦図より)、文政10(1827)年10余戸(年毛宮社記より)、幕末頃最盛期で20数戸、明治初期20数戸、大正年間18戸、昭和初期4戸、戦後1戸。昭和36年無住となった(別の記述では同26年)。かつての住民は、神湊のほか若松(北九州)や福岡方面に転出している。地元での呼び名は「カチマ」。当地には猿田彦大神・玉依姫を祭神とした牧神社があったが、昭和52年4月1日に神湊の津加計志神社に合祀された。
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![]() 写真 島遠景。集落跡は写真中央 |