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◆津村島(つむらじま)
所在:北九州市門司区新門司北(しんもじきた)三丁目
新門司北の南部にある。現在は周囲の埋め立てによりほぼ陸続きになっているが、かつては今津地区より1qほど沖にある島であった。 資料『シマダス』によると、今津地区の共有地で、かつては良質の石灰石を産出し、明治末期には採掘などのため200人余りが住んでいたという。昭和55年、北九州港整備に伴う大規模な埋め立て工事によって島自体も破壊・造成される予定であったが、津村明神が祀られているために免れたという。 島は一部を除き現在も海水に囲まれているため、潮の干満に合わせて海水が流入する様子を観察することができる。かつて島の北から北西に延びていた防波堤は埋立地とつながり、島内管理の通路として利用されている。ただし立ち入りは禁止されているため、周囲から外観を眺めたのみ。島内には大きな池が確認できるが、これは採掘でできた穴に海水が溜まったもの。津村明神は外観からは確認できず。
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![]() 写真1 南東より島を望む。潮が引き、右に海水が取り残されている |
![]() 写真2 島内の池(採掘地跡) |
![]() 写真3 島近くの岩。通称・釣鐘岩(旧通称・津村小島) |
![]() 写真4 かつての防波堤(現在は連絡通路)。住居はこの先にあった |
![]() 写真5 繋留柱 |
![]() 写真6 神社方面を望む。社地は大木の下辺りか |