戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ

 

◆瓦山(かわらやま?)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「立串」(昭和21.11)を使用したものである

所在:西海市崎戸町平島(さきとちょうひらしま)
地形図:頭ヶ島/立串
形態:海沿いの斜面に家屋が散在する
標高:約20〜120m
訪問:2025年7月

 

 平島の北部、黒崎(=岬の名)の南西にある。
 当地は一般的に「黒崎地区」と呼ばれているが、ここでは地形図に「瓦山」と記されている部分について触れ、元来の黒崎は別にページを設けた。
 なお「角川」の小字一覧には平島に「黒崎」が見られるものの、「瓦山」は見られない。

 最近の地形図でも地名と多数の建物が記されており、現存する家屋も多い。家屋は状態が良いものも多く、常住ではなくなったのはかなり最近のことであることが窺える。ただし地区の集会所は傷みも目立ち、近年はほとんど利用されていないことが窺える。
 また集落やや海寄りの斜面には墓地がある。大岩姓・継岩姓が多く見られたほか、松下・黒岩・川本・田辺・井上・原尾・道越といった姓も見られた。
 かつては集落の至るところに農地が広がっていたようだが、現在は海寄りの斜面にごく小さな畑があるのみ。

 資料『崎戸町の歴史』によると、昭和53年4月の住民基本台帳で「平島黒崎」が27戸63人。ほとんどが瓦山で黒崎はごく僅か(もしくは皆無?)と思われる。また昭和41年に「黒崎地区」に簡易水道が通じたとのこと。
 さらに資料『崎戸町の民俗文化』によると、平成3年調べで「黒崎郷」が22戸。この時は既に瓦山のみの戸数であったか。

 


写真1 家屋

写真2 倒潰家屋

写真3 水道施設?

写真4 屋敷跡

写真5 家屋

写真6 集会所。「黒崎地区集会所」とある

写真7 家屋

写真8 廃屋

写真9 家屋

写真10 家屋

写真11 廃屋

写真12 海沿いの風景(黒バエ付近)

写真13 墓地

写真14 畑

 

戻る 前へ 次へ 市町村選択ページへ 都道府県選択ページへ トップページへ