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◆長島(ながしま)
所在:西海市西彼町小迎郷(せいひちょうこむかえごう)字長島
八木原郷(やぎはらごう)の黒崎(=海岸地形の名)より、東におよそ950mにある島。 資料『シマダス』によると、永く地元の朝長家の所有地であったが、明治41年養殖技術者の西川藤吉と朝長家六男の渡辺理一の両氏がこの島で真珠養殖事業に着手。同42年には真円真珠第1号が完成し、「真円真珠の発祥の地」として知られるようになったとのこと。大正3年には市場に初出荷。同10年まで事業が継続された。 上陸はせず、渡船より遠景を望んだのみ。過去の航空写真では島の北西・西の入り江・入り江の南部にそれぞれ建造物が見られるが、これらのいずれかが人家であったと思われる。 なお町郷土誌には、小迎郷の小字として「長島」が見られ、読みは「ナガジマ」とある(地番3673-1〜3673-16)。
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![]() 写真1 島遠景(北西より撮影)。左が本島、右が桟橋のある小島 |
![]() 写真2 北西の建物跡遠景 |
![]() 写真3 入り江の遠景 |
![]() 写真4 桟橋。本島とは橋で連絡している |