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◆田島(たしま)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「早岐」(昭和21.10)を使用したものである

所在:西海市西彼町亀浦郷(せいひちょうかめうらごう)字田嶋
地形図:川棚/早岐
形態:海沿いに家屋が少数集まる
標高:数m
訪問:2025年7月

 

 亀浦郷小干(こぼし)地区より、北東およそ700mにある島。

 資料『シマダス』によると、かつては島内に水田や畑が開かれ、昭和35年の国勢調査では人口15人を数えていた。昭和55年頃無住となったとのこと。平成25年より大村湾リゾートによる自然体験型施設が開設し、キャンプのほか古民家での宿泊もできる。島中央部の高台にある田島灯台は、昭和45年に完成。

 先の自然体験の運営元を通じ、日帰りで訪問。スタッフが操縦する専用船があり、亀浦郷の事務所と島とを往復している。この時は子供を中心としたグループが訪問しており、また別の日も貸切の利用がある等、夏期ということもあってか連日賑わっていることが窺える。
 スタッフによると、2世帯の家屋が現存し、一方を活動の拠点や宿泊・体験・資材置き場などに使用しているとのこと。外装や内部はいくらか改修・改造されているが、往時の雰囲気をよく残している。なお南の外れにある家屋は後年に建てられたものとのことで、集落とは直接の関係はないよう(写真12)。
 家屋や井戸・八大龍王の石塔など主要部分をひととおり案内していただいたあと、公式ウェブサイト掲載の「田嶋MAP」を参考に島内を探索。農地跡や灯台・東の浜・島の頂上(三角点跡)を訪れた。

 なお町郷土誌には、亀浦郷の小字として「田嶋(タシマ)」が見られる(地番1〜19)。

 


写真1 北西より島を見る

写真2 船着場

写真3 家屋(旧田島家)。愛称は「朝陽の家」

写真4 写真3にて

写真5 離れ。浴室や畜舎跡(現在は資材置き場)が入る

写真6 写真3付近の井戸

写真7 家屋。愛称は「夕陽の家」。現時点では内部は公開はされていない

写真8 水田(訪問時は休耕)

写真9 瓦

写真10 水田脇の物置小屋

写真11 井戸

写真12 後年の家屋。愛称は「島守の家」

写真13 市杵島大明神・八大龍王の石塔

写真14 高みより集落跡を望む

写真15 遊歩道(農地跡を横切る)

写真16 ツリーハウス(農地跡に建つ)

写真17 灯台

写真18 東の浜(愛称「サンライズビーチ」)からの風景。遠方は東彼杵方面

写真19 南の農地跡

写真20 頂上(田島MAPによると三角点跡)

 

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