◆サンヌマタ(さんぬまた)

※ この地図は、参謀本部陸地測量部発行の1/50,000地形図「中尾次」(大正12.5)を使用したものである
所在:東村宮城(みやぎ)
地形図:国頭平良/国頭平良
形態:川沿いの一軒家
標高:約50m
訪問:―
大字宮城の中部、福地川とサンヌマタ川の合流部付近にある。現在は福地ダムの人造湖(福上(ふくがみ)湖)に水没しているが、無住になったのはダム建設以前。
最近の地図でも集落付近の湖面に降りる道(旧道)(写真1)が実線として描かれている。ある程度の幅がかつての道であることを窺わせるが、シダや笹・灌木の繁茂、路面の浸蝕などでかなり荒れており、人の往来もまったくないよう。降り口も分かりにくい。
村史によると、家は1軒。与那原町出身の上与那原家が宮城の魚(いゆう)集落へ移住した後、大正12、3年頃サンヌマタへ転入。戦後亡くなったという。
なおWikipediaの「福地川」の項目でも集落について触れられている。
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