◆高那(たかな)

※ この地図は、国土地理院発行の1/50,000地形図「西表島北部」(昭和41.1)を使用したものである
所在:竹富町高那(たかな)字上高那(うい―)・下高那(しも―)?
地形図:美原/西表島東北部
形態:?
離村の背景:(現住)
標高:?
訪問:(2010年12月)
大字高那の北西部にある。
昭和45年大字地内温泉が発見され、現在は大字高那山(たかなやま)地内に温泉施設などがある。現在も元の集落とは別の場所に、数戸程度の世帯があるよう。
「角川」によると字高那は近世の八重山島宮良間切(※)高那村。良港として知られたユツン(由珍)港の近くにあった。1732年立村。小浜(こはま)島の出作り耕作地であったが船での行き来が難儀なので、近くの離島から6〜700人寄百姓。疫病や飢饉で村は疲弊していった。明和の大津波時の人口380人。明治13年15戸46人。明治42年3戸6人が小浜島へ移転し廃村。昭和45年7戸23人、同52年3戸3人。
※ 間切(まぎり)は、琉球王国時代の行政区分
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