◆炭山(すみやま?)
所在:米原市下板並(しもいたなみ)地形図:美束/長浜 形態:山中に家屋が集まる 標高:約450m? 訪問:―
大字下板並の東部、板名子川(姫川支流)沿いにある。 旧版地形図に地名や建物の記載はないが、町史には上板並の「大滝村」とともに消滅した集落として言及されている。
町史によると、集落があったのは板名子川を遡ること6q(文化・民俗編)あるいは4.5q(通史編)、川の分岐の中央尾根上にあったとのこと。7、8戸(文化・民俗編)あるいは12、3戸(通史編)と推定。人々は炭山姓を名乗り、最後の住民の転出は昭和22、3年頃であった。 編者が訪問した際の様子が記されており、屋敷跡や農地跡・石組・陶片などを確認している。また集落内には「アリの木」と呼ばれるヤマナシの大木があることが分かる。
なお「角川」の小字一覧には下板並に「炭山」があるが、ルビは振られておらず読みは不明。