◆石堂茶屋(いしどうちゃや)
所在:新宮市熊野川町日足(くまのがわちょうひたり)/田辺市本宮町皆瀬川(ほんぐうちょうみなせがわ)
大字日足の南西部および大字皆瀬川の東部、小雲取山(こくもとりやま)の南南西およそ460mにある。熊野参詣道のうち、中辺路(なかへち)の小雲取越(こぐもとりごえ)に設けられた茶屋のひとつ。 現地には古道に沿って東屋と平坦地が並び、南端にはまとまった数の墓石が見られる。平坦地は茶屋や住居の跡であったと思われる。また茶屋の説明板の脇には「連理櫻」と記された石塔がある(写真3)(後述)。
元文4年(1739)の「熊野めぐり」には「石堂峠」として、茶店が2軒あり旅客を泊めていた、と記されている。 和歌山県
|
|
![]() 写真1 参詣道と茶屋跡。左手前は連理桜の石塔 |
![]() 写真2 集められた陶片 |
|
![]() 写真4 平坦地(東屋の南) |
![]() 写真5 平坦地(南端) |
![]() 写真6 墓地 |