◆芋尻(いもじり)

※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「日原」(昭和33.5)を使用したものである
所在:益田市美都町都茂(みとちょうつも)
地形図:都茂郷/日原
形態:谷沿いに家屋が散在する
標高:約350m〜
訪問:(2012年8月)・2024年11月
大字都茂の南西部にある。益田川左岸の支流沿い。
町史によると、集落の世帯は以下のとおり。
※ 昭和41年調べ・同43年訂正
※ 番号は当方が便宜上付けたもの。ほぼ下流側から数えている
※ 同書では家屋の場所に「■」「□」「□(破線)」が記されているが、説明がなく意図は不明。■は現住、□は家屋のみ、破線の四角(ここでは◇とした)は屋敷跡か
番号 |
屋号 |
姓 |
記号 |
備考 |
1 |
表ヤ |
大谷 |
■ |
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2 |
下ヤシキ |
大谷 |
■ |
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3 |
石原 |
大谷 |
■ |
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4 |
大畠 |
大谷 |
◇ |
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5 |
新宅 |
大谷 |
◇ |
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登り口である山本(やまもと)の葛篭(つづら)集落より2本のルートがある。南部から訪問を試みたが、道が荒れており到達できず。
地元で伺った話では、昭和45年頃までには無住のなったとのこと。
2024年、前回とは異なるルートより訪問。最近の地形図で記されている建物の跡地と、上流の鞍部を越えた場所で倒潰家屋を確認した。後者は嵯峨谷の流域ではあるが、旧版地形図でも芋尻の一部であることが窺える。
なお最近の地形図では地名表記の西側にも建物がいくつか見られるが、町史の地図より芋尻ではないことが分かる(葛篭の一部か)。また大字も異なり、稜線の西側は山本(やまもと)となる。
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