◆徳丸(とくまる)
所在:四国中央市富郷町豊坂(とみさとちょうとよさか)
大字豊坂の南西部、銅山(どうざん)川左岸側の山中にある。 資料『伊予三島市 嶺南』によると、戸数は昭和7年3月6戸、同56年10月0戸(全戸転住)。応永年間(1394-1428)新田氏の一族・宗次が落ち延び、この地を拓いたといわれる。氏神の新田神社のほか、乳薬師を祀る。「三椏を多く産す又木炭の製造盛んなりコ丸は始め新田氏の開きし處にて新田氏の一族宗次と稱するもの慶應年間コ丸に逃れ田尾の畝を開き此處に居住し新田義貞公を氏神とし又一堂宇を建て授乳藥師如来を祀りたりといふ、新田神社は大正三年郷社豊受神社に合祀されたるも乳藥師は今尚鎮座ましまして遠近より婦女子の参拝するもの多し、コ丸部落は古来宗次氏を名乗りしも明治に及びて宗次を廃して部落悉く西村と改稱し今日に到る」とある。 2018年改めて再訪。前回引き返した墓地からものの数分で集落に到達。現地では3箇所ほどの屋敷跡が見られた。なお墓地では西村姓を確認。
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![]() 写真1 墓地(2009年撮影) |
![]() 写真2 墓地。写真1と同じアングル?(以下2018年撮影) |
![]() 写真3 墓地 |
![]() 写真4 集落入口付近の道 |
![]() 写真5 屋敷跡 |
![]() 写真6 屋敷跡 |
![]() 写真7 写真6にて。甕 |
![]() 写真8 何かの跡 |
![]() 写真9 屋敷跡 |
![]() 写真10 集落上部の非植林地 |