◆兼藪(かねやぶ)
所在:西条市小松町石鎚(こまつちょういしづち) 地形図:石鎚山/石鎚山
形態:山中に家屋が集まる
標高:約480m
訪問:―
大字石鎚の中部、加茂(かも)川左岸側の山中にある。
石鎚一帯には2008年・2018年に訪問しているが、2025年に資料『千足山物語』を閲覧した際に初めて存在を知ることとなった。 同書によると、往時の家々は概ね西側より黒河(新屋(しんや))・曽我部(母屋(おもや))・黒河(崎(さき))・曽我部(ウネ)(括弧内は屋号)。昭和30年頃から離村が始まり、同34年に黒河家(崎)が転出して無住となったとのこと。
絵地図より石貝と中村の中間に位置していることが分かり、1970年代の航空写真でも2箇所の家屋と農地がそれらしい場所で確認できる。なお旧版地形図には、地名も建物も記されていない。
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