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◆小川内(おごうち)
所在:吉野ヶ里町松隈(まつくま)
大字松隈の北東部、那珂(なか)川右岸にある。川を挟んで福岡県の東小河内と接する。五ヶ山川ダムの建設に伴い離村し、将来水没予定。 訪問時は既に家屋の撤去が終了しており、付替道路も完成。新国道の佐賀大橋(写真1)や対岸の東小河内方面から、宅地や農地跡の区劃や石垣が確認できる。集落跡の一部を探索したところ、神社跡境内の「小川内の杉」(写真3)を見ることができた。説明板によると、神社のご神木で別称夫婦杉(めおとすぎ)、樹齢700-800年と推定され、昭和31年県の天然記念物に指定されたという。 ※1 大野や竹屋敷(たけのやしき)を含んだ数字と思われる
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![]() 写真1 佐賀大橋。奥は福岡、手前は佐賀 |
![]() 写真2 集落跡(佐賀大橋より) |
![]() 写真3 小川内の杉 |
![]() 写真4 移設された社殿等。奥は東小河内 |
![]() 写真5 石造物群 |
![]() (写真6 ダム堰堤) (以下2025年撮影) |
![]() 写真7 集落跡を望む(=写真2) |
![]() 写真8 移植された「小川内の杉」 |
![]() 写真9 小堂と「郷愁の碑」。堂宇は碑文にある「尊像」が納められたものか |
![]() 写真10 往時の集落(「小川内の杉」そばの説明板より) |
![]() 写真11 往時の神社(同) |
![]() 写真12 往時の寺院(同) |