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◆竹屋敷(たけのやしき)
所在:吉野ヶ里町松隈(まつくま)
大字松隈の北東部、那珂(なか)川右岸にある。五ヶ山ダムに水没した小川内の上流で、集落の北側と東側はごく近い距離で福岡県に接する。 貝原益軒が著した地誌『筑前国続風土記』によると、当地(本文では「嶽屋敷」)には脊振山の座主(一山の最高位僧)の別宅があったが、既に寺を退転しており、座主が貧窮に及んで屋敷地を肥前国小川内の農民に売却。この屋敷地は元来筑前国板屋村の地であったが、このため小川内の境内となったとのこと(資料『福岡県史資料 続』掲載のものを閲覧)。
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![]() 写真1 農地跡 |
![]() 写真2 南側の建物付近。左の枝道は林道竹屋敷線 |
![]() 写真3 写真2の水田跡 |
![]() 写真4 北側の建物から山側の石積み |
![]() 写真5 「いぼとりじぞう」の祠 |
![]() 写真6 墓碑。右の箱には「竹之屋敷文庫」とある |