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◆元五根緒(もとごねお)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「佐須奈」(昭和21.11)を使用したものである

所在:対馬市上対馬町五根緒(かみつしままち―)
地形図:佐須奈/佐須奈
形態:海沿いに家屋が集まる
標高:数m?
訪問:―

 

 明治初期まで五根緒の本村が所在していた地。大字五根緒の北部、舟志(しゅうし)湾内の海沿いで、現在の五根緒と舟志との中間にある。

 町誌によると、移転は明治12年より始まり、同14年に完了したとのこと。同地の篠田氏の主導により、当時「臼出(うすで)」と呼ばれる場所が移転先となった(現在の五根緒)。
 明治9年の五根緒村の戸籍では、20戸(古藤12・糸瀬3・篠田3・阿比留1・比田勝1)のほか、安蔵寺・高崎神社・五根緒村学校があったことが分かる。
 昭和59年、五根緒の関係者3名と同伴で町誌編纂委員によって実地調査が行われ、数箇所の屋敷跡・安蔵寺の炉跡・3箇所の墓地・神社跡・井戸などを特定している。屋敷跡は農地に転換されたため、全戸のには至らなかったとのこと。また神社は対岸にあった。
 なお「五根緒」は、地元では「ごにょう」もしくは「ごにゅう」と呼ばれるという(後者は少数)。

 当地は名方浦のすぐ西隣であるが、資料の閲覧が対馬を発つ直前であったため未訪問。

 

 

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