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◆瀬戸ノ島(せとのしま)



※ この地図は、内務省地理調査所発行の1/50,000地形図「早岐」(昭和21.10)を使用したものである

所在:川棚町小串郷(おぐしごう)
地形図:川棚/早岐
形態:海沿いの一軒家?
標高:数m
訪問:2025年7月

 

 小串郷の大崎地区より、西におよそ500mにある島。
 資料『シマダス』によると、 昭和28年1世帯6人(県統計年鑑)。平成3年の県による調査では、かつては柑橘類などの畑があり、植林も行われていたとのこと。また平成26年に、佐世保市のハウステンボス株式会社による宿泊用のコテージの整備計画が報じられた。

 上陸は島の南部東岸の岩場より。まず頂上(地形図上で41mの標高点のある場所)を目指し、登頂後は尾根沿いに下降。島北東にある入り江の内側にて何かの遺構を確認したが、かつて住居があった場所だろうか。
 過去の航空写真から島北部の平坦地は広く農地になっていることが分かるが、現在は荒れた林になっており遺構もほとんど見られない。なお平坦部の南寄りには半月型の
池があり、航空写真でも確認できるものの、地形図には反映されていない。

 なお資料『川棚町の地名』には、小串郷の小字に「瀬戸(せと)ノ島(しま)」がある。また考察の欄には「狭い海峡のある島。井戸水あり」とある。

 


写真1 島遠景(南西より撮影)

写真2 頂上

写真3 入り江

写真4 遺構

写真5 山裾の農地跡

写真6 池

 

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