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◆野牛島(やぎじま)
所在:長崎市深堀町(ふかほりまち)一丁目
深堀町の造船所岸壁から、北に200m強にある島。 資料『シマダス』によると、昭和27年の報告では12世帯68人(漁業3人・その他13人)(県統計年鑑)。大正9年に長崎市営のごみ焼却場が設けられ、昭和25年に茂里町に塵芥焼却場が完成するまで使用されたとのこと。昭和3年には焼却後の残滓と不燃物を処理するため、島の南東沖にあった舞島の地先海面が埋め立てられた。平成28年、福岡造船の野牛島工場が竣工。
また資料『明治維新後の長崎』には、焼却場建設について「…同八年西彼杵郡深堀村字野牛島の地三千六百坪を買收直に新築工事に着手し大正九年八月竣工す燒却爐四個起重機一臺岸壁三十三間燒却爐上屋及倉庫一棟人夫住宅機關手住宅各一棟其の他附屬建物三棟…」という記述が見られる。 有人となった経緯は未確認だが、この焼却場の労働者が島の最初の住民だろうか。
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![]() 写真 島遠景(毛井首(けいくび)方面より撮影) |