◆鍋浦(鍋川原)(なべごら)
※ この地図は、地理調査所発行の1/50,000地形図「内之浦」(昭和29.9)を使用したものである
所在:肝付町南方(みなみかた) 地形図:内之浦/内之浦 形態:海沿いの斜面に家屋が集まる 標高:40m前後 訪問:2025年1月
大字南方の北部、内之浦湾を望む半島の北斜面にある。 現地では道路沿いを中心に数箇所の宅地が見られ、家屋が残るものもある。 町誌によると、昭和4年7月、豪雨により津代方面に「灘崩れ」が発生。各地で大規模な崩落が起こり、特に鍋川原・二本松・倉・津代等は被害が大きかったという。当時8戸40人。 地形図では「鍋浦」の表記であるが、町史では「鍋川原」。付近には「川原瀬(こらぜ)」という集落もあり、「こら」の読みは「川原」に由来するものと考えられる。