◆登立茶屋(のぼりたてぢゃや) 所在:那智勝浦町口色川(くちいろがわ)
大字口色川の南部、那智川の支流と太田(おおた)川とに挟まれた尾根上にある。熊野参詣道のうち、中辺路(なかへち)の大雲取越(おおぐもとりごえ)に設けられた茶屋のひとつ。 付近の林道より、斜面を登り訪問。現地は参詣道を挟み両側に平坦地が広がっている。道の東が茶屋、西が住居であったか。茶屋南の小高い場所と北のピークにも登ってみたが、特に何も見られなかった。ただし南にはスギの古木があり(写真5)、参詣道とは別の徒歩道が通じている。
登立茶屋は、大雲取越で那智に最も近い茶屋でした。この茶屋は市場としての役割も担っており、那智の漁村に暮らす人々と内陸部にある田辺商人たちがそれぞれの商品を交換するためここに集まりました。 那智勝浦町
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![]() 写真1 参詣道と茶屋跡 |
![]() 写真2 説明板 |
![]() 写真3 茶屋跡の平坦地 |
![]() 写真4 茶屋向かいの平坦地(屋敷跡?) |
![]() 写真5 付近の巨木 |